2022-12-20から1日間の記事一覧

墨俣⑤ 永禄十二年(1569)大晦日。 閏年で一年が十三ヶ月のこの年も暮れようとしていた。 正月は墨俣で過ごしたい三人。それぞれの思いで関が原も無事に越え、小六の屋敷の冠木門からそろって元気に「ただいま」と言った。 迎えに出た内膳夫妻に笑顔で会釈し…