2023-01-27から1日間の記事一覧

自壊 永禄十一年(1568)一月一日。 去年とうってかわって雪は無いが春とはいえまだ寒い元旦。 ここが田屋市之介の屋敷で大晦日の晩から来ていたのだとお徳が思い出したのは新六郎の行ってらっしゃいという顔が浮かんだからだが市之介の若い肌に触れながら春…