2022-12-22から1日間の記事一覧

黄金の免罪符③ 永禄十二年(1569)十一月初め。 墨俣から上京して半月程たった清原邸。京見物も紅葉見物も一通りすませ、京の底冷えを感じながら宛がわれた離れの居間でのんびりとお茶を飲んでいる三人。 この朝突然奇妙丸が訪ねてきた。「親父殿が京え行く…